子供の名前を決めるにあたり、特に多いのが今回の『漢字の意味から決める』という決め方だと思います。普段使われている漢字の中で、『華』や『麗』といった特に綺麗な意味を持つ漢字を使った名前を子供に付けることで、親の気持ちや願いは子供に伝わりますし子供本人もきっと名前を気に入ってくれる事でしょう。 ですが、ここが漢字の難しいところなのですが、漢字のもつ意味から連想される事象により、名前には使わないほうが良いといわれるものもあるようです。
例えば『菊』や『百合』などの花の名前や、『海』などのさんずいの付いた漢字、または意外なところでは『幸』です。上から順に理由を説明していくと、まず花の名前は、花はいずれ枯れるものだかよくない、との事。そしてさんずいの付いた名前はもともと持って生まれる運が流れてしまう、との事。そして最後の『幸』ですが、これは理由としては少し特殊で、この漢字の成り立ちに理由があるそうです。この漢字は囚人が手にはめられる手かせを書いたものだそうなのです。そしてはめられるはずだった手かせをはめられなくなった幸運を表したもので、もともとは『刑』や『型』と同系の言葉であったそうです。それが理由となり、名前には向かないと言われているようです。
ですが、こんな事を書いておいて何ですが、結局は名前を付ける方の望みや願い次第ではないでしょうか。『幸』にしても最近の意味では『しあわせ』や『ひどい目にあわない事』という意味ですし、漢字の成り立ちがどうであれ今はもともとの意味よりも広い意味で使われています。確かに子供の名づけとは、大事なものにつける大事な名を自分が決めるというとっても重大なことですので最善を尽くそう、どんなささいな事でも悪い意味の言葉なら除外しよう、と思うのも当たりまえです。
ですがそのような多少の良くない意味のある漢字を使った名前でも、幸福な生活をしている方は沢山いるでしょう。
ですので気になるのならつけないほうが良いけれど、完全な良くない言葉以外の、多少の良くない意味が含まれる漢字でしたらそう気にせず名前を付ける方の気持ちを大事にしてもよいのではないでしょうか。ただ、この辺りの感受性も本当に個人差がありますので、もちろん『NG』だと思う方のお気持ちを否定する考えは全くありません。